デザインは楽しいもの。でも、その「理由」はたぶん誰も正直に言っていない。
こんにちは、ムラサメです。
Substack 1本目ということで、いきなり深い話はせず、
「デザインってこれだから楽しいよね!」という軽めのお話です。
あなたは今、
「デザインをうまく学べていない」
と思っているかもしれない。
でも本当は、
うまくなっているのに気づいていないだけ
かもしれない。
なぜなら、デザインの本当の楽しさは
「できる」ではなく
「見える」が変わった瞬間にあるから。
「デザインは伝える手段だ」という思い込みを、今すぐ捨てる
デザインの本を開けば、必ずこう書いてあります。
「デザインとは、伝えるための手段である」
すごく正しいですが、自分自身の「見え方」を変える装置でもある、と思うのです。
■常識の逆転
デザインをすると、相手への伝わり方が変わると思っている人は多い。
でも実際に起きているもっと根本的なことは
自分自身のものの見え方が変わる、ということ。
文字を並べ直すだけで、アイデアの構造が見えてくる。
余白を広げるだけで、何が重要かが見えてくる。
色を変えるだけで、感情の優先順位が見えてくる。
デザインは「外に伝える」技術ではなく、
「自分の内側を可視化する」技術。
伝わるのは、その副産物にすぎない。
これを知っているかどうかで、デザインの楽しみ方が大きく変わりますね。
「うまく伝わったか?」を心配するより先に、「自分は今、何が見えているか?」を問うようになるはず。
その瞬間から、デザインは義務作業ではなく探索になります。
「これだ」という瞬間は、練習した人間にしか来ません
デザインをしていると、突然全てのピースがはまる瞬間があります。
バラバラだった情報が一本の線でつながる。
色が、余白が、言葉が、初めて呼吸しだす。
この瞬間の感覚は、なかなか説明しにくいです。
音楽を初めて自分の耳で聴いた時のように、体に直接届く感覚。
正直覚えてはいないですが(汗)、敢えて言うならばそういった感覚になるかと。
■例え話
デザインの試行錯誤は、暗い部屋で照明のスイッチを探すのに似ている。
壁をぺたぺたと触りながら、何度も空振りする。
「ここか?」「違った」
「これか?」「まだ違う」
その繰り返し。
でも、スイッチを見つけて「カチッ」と押した瞬間、部屋全体が一気に見える。
それまで暗闇だった眼の前が、ひとつの光で明確になる。
デザインの「これだ!」という瞬間は、まさにあの「カチッ」。
そしてこの感覚は、暗闇の中で壁を触り続けた人にしか来ない。
上手くいかない時間は無駄ではありません。
デザインを考えている時が、その先にある「カチッ」のために壁を触っている状態です。
楽しさと苦しさは、別々には来ない
「デザインが楽しい」と言う人の多くは、同時に「デザインが苦しい」と感じています。
この二つは矛盾しているように見えて、根っこは同じ。
苦しいのは、「まだ見えていないものがある」という感覚があるから。
そして楽しいのも、同じ理由。
答えが複数あるから迷う。
でも答えが複数あるから、毎回新しい発見がある。
この「答えのなさ」こそが、デザインが単純作業にならない理由であり、熟練しても飽きない理由でもあるんですね。
■論理の接続 - 感性と論理の関係
よく「デザインは感性と論理の両方が必要だ」と言われるが、それは完全に的を得ている内容ではないのでは?
正確には、デザインにおける「感性」とは、論理では言語化できていない判断基準のことではないだろうか。
「なんかしっくりこない」という感覚は、根拠がないのではない。
まだ言葉になっていない根拠が、体の中に先に届いている状態だ。
デザインの熟練とは、その感覚を少しずつ「言葉にできる論理」へと翻訳していく過程でもある。
デザインが楽しいのは、「上手になる」からじゃなくて「見える」が増えるから
デザインは、スキルが上がるにつれて「できること」が増えるのではなく、「見えること」が増えるんです。
街の看板が気になりはじめる。
本の余白に意図を感じる。
誰かのプレゼンのフォント選びに理由を考えてしまう。
これは呪いではありません。
世界の解像度が上がること。
そして一度上がった解像度は、デザインを続ける限り下がらない。
だからデザインは楽しい。
技術を得るのではなく、視点を1つ永遠に手に入れられるから。
上手く作れない日があっていい。
思い通りに伝わらない日があっていい。
その日もあなたは、暗い部屋で壁を触り続けている。
スイッチは、必ずどこかにあります。
そしてあなたは既に、それを探せる人のはず。
デザインを続けている時点で、あなたは正しい場所にいますよ。




デザインは「うまく作ること」だけではなくて、「見え方が変わること」がとても大切だと思いました。
最初は難しくて迷うことも多いですが、その時間も大事な学びだと感じます。少しずつ「これだ」と思える瞬間が増えていくのは、とても楽しいですね。デザインを続けることで、世界の見え方も少しずつ広がっていくのが素敵だと思いました。
で、弟子にして下さい!!
デザインの境地が垣間見えた気がしました🙇
素晴らしすぎる!!
スイッチ発見したい💡